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ワークショップ (国内) ワーカの成長を考慮した自己補正マイクロタスク割当て手法

小林正樹(筑波大学)、清水伸幸、森嶋厚行(筑波大学)

第9回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM 2017)

2017.3.31

クラウドソーシングにおける研究課題のひとつとして,タスク結果の品質が挙げられる.品質を左右する 要因の一つに,ワーカのスキルや知識がある.本論文では,他人のタスク結果を参考に自分のタスク結果の変更を行 う「自己補正」を対象として,ワーカが同一種類のタスクを繰り返し行う際に,ワーカの成長に影響を与える要素を 調査する.予備的な実験の結果から次が示唆された.(1) タスクを行う際,タスクそのものや,他人の回答に関する情 報を増加させると,タスクを行った後,ワーカがそのタスクを行う際の品質が向上する.(2) それらの情報が間違って いると,タスク終了後も,品質は向上しない,(3) タスクや他人の回答に関する正しい情報を増加させるのが困難な時 には,品質の高い結果を返す優秀なワーカの回答を見せることが有効である.

Paper : ワーカの成長を考慮した自己補正マイクロタスク割当て手法 (外部サイト)