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ワークショップ (国内) クラウドワーカの品質改善における 他者回答提示の短期的・長期的効果

小林 正樹 (筑波大)、森田 ひろみ (筑波大)、松原 正樹 (筑波大)、清水 伸幸、森嶋 厚行 (筑波大)

第10回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM 2018)

2018.3.31

クラウドソーシングタスクにおける自己補正は, ワーカが他のワーカの回答を参照することで, 自身の回答 を再評価するための仕組みである. 自己補正は同じ質問に対して複数のワーカが取り組む状況において, 低コストで高 品質なタスク結果を得るのに有効であることが,過去の研究においてシミュレーションで示されている.しかし, 自己 補正が現実のワーカに対して有効であるかは明らかでない. 本論文では, 自己補正の効果を評価するために, 現実のク ラウドワーカによる実験を実施した. 実験の結果から次の 2 点が明らかとなった. (1) クラウドソーシングにおける自 己補正が,現実のクラウドワーカに対しても有効であること (2) ワーカが自己補正に連続で取り組むことで,ワーカ自 身の回答品質にも改善が見られることがあること

Paper : クラウドワーカの品質改善における 他者回答提示の短期的・長期的効果 (外部サイト)