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CONFERENCE (DOMESTIC) 始端からの経過時間を同時推定するキーワード検出法の提案

前角 高史、木田 祐介

日本音響学会2019年春季研究発表会

March 05, 2019

キーワード検出は、スマートスピーカなどで音声認識のトリガとして幅広く使用されている。 近年、後段の音声認識精度を高めるためにキーワード検出をより積極的に活用する手法が提案されている。 そのためにはキーワードの発話区間を推定する必要があるが、DNNに基づく従来法(Deep KWS)は高精度に推定することが難しいという課題があった。 そこで、終端位置でキーワードの検出を行い、さらにキーワードの始端からの経過時間を同時に推定する手法を提案する。 実環境を含む評価実験の結果、提案法により始端・終端の推定精度が従来法から大幅に改善し、さらに、キーワードの検出精度も向上することができた。