論 文Papers

JOURNAL (DOMESTIC)

擬似的な前後方向の運動視差付き映像がテレプレゼンスに及ぼす影響の評価

川路 崇博(大月短期大学), 坂本 竜基

情報処理学会論文誌, 2014/5, Vol. 55, No. 5. pp.1509-1517

Category:

画像処理 (Image Processing) 次世代UI・インタラクション (HCI)

Abstract:
遠隔地同士をネットワークで結んだ環境における音声と映像を介するコミュニケーションにおいて,閲覧者の視点の動きに即した運動視差を映像に適用するとテレプレゼンスが増強されるという研究結果がある.中でも視点の前後方向の動きに同調して,対話相手のカメラを物理的に前後移動させるシステムは著名である.しかしそのシステムが必要とするクリアランスの問題から一般的なデスクトップPC 環境には適用できない.一方,カメラの代わりに深度センサ付きを利用し,閲覧者の視点位置検出および,対話相手の映像を疑似的な運動視差付き映像に変換するシステムがある.しかし,このシステムで得られる映像は,深度センサの性質に起因する見え方に不自然な部分を伴う.そこで,この完全ではない運動視差映像がテレプレゼンスに与える影響を明らかにするため評価実験をおこなった.結果,疑似的な運動視差付き映像も,カメラを前後方向に動かすことにより得られる運動視差と同じくテレプレゼンスを増強することが明らかとなった.
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擬似的な前後方向の運動視差付き映像がテレプレゼンスに及ぼす影響の評価(PDF 2,722KB)